指定自動車教習所制度とは 時代に即応したさまざまな教習事業
   指定自動車教習所における初心運転者教育の目的は、ひとえにクルマ社会によりよい適応ができる、質の高いドライバーを
  養成することにあります。そして、安全運転教育の徹底により一層の努力を重ねなければなりません。
   また、初心運転者の事故を防ぐために、指定自動車教習所では何をなすべきか、何ができるか、何から着手するかを真剣に
  考え、それらを初心運転者教育の場に反映させていくことも大切です。
   これからの交通対策の中で、交通安全のための、より高度な道路交通システムが推進されていくでしょう。
   しかし、いくら道路整備や交通環境を良くしても、道路を利用するドライバー自身が交通ルールを守らなかったり、交通社会人
  としての自覚と責任がなければ何にもなりません。
   指定自動車教習所では、運転教育を推進するだけでなく、安全運転意識の向上を図るという大きな使命を果しております。
   指定自動車教習所には、まだまだ取り組まなければならない仕事がいくつも残っています。
   その一つがドライバーの再教育です。なぜなら、最大の努力を重ねても、短い教育期間内にできる初心運転者教育の内容は
  限られてきます。そこで、指定自動車教習所での補修教習としての、ドライバーの再教育や地域社会での指導の必要性が
  生じてくるわけです。
   つまり、これから指定自動車教習所が手がけていかなければならないこれらの活動は、これまでの教習業務とは別個の分野
  なのではなく、あくまで、指定自動車教習所の教育目標達成に繋がる本来の業務の一部なのです。だからこそ、取り組む
  価値のある、いや、取り組まねばならない仕事なのです。
   運転者再教育の現場は、運転技術はもとよりルールの改正や、新たな安全知識や交通環境の変化など、運転者に最新の
  安全運転上の情報を提供するという上でも大きいものがあります。
   指定自動車教習所の役割は、初心運転者教育の中核として安全な運転行動のとれる運転者を養成し、交通安全の場でも
  大きな成果を上げることにあります。
   また、今後、高齢ドライバーがますます増加するなどの情勢の中で、初心運転者の枠にとどまることなく、運転者の再教育や、
  地域における交通安全教育センター的な役割も果たしていく必要があります。

1 これまでに全国で7,500万人を超えるドライバーを養成し、わが国の自動車交通の安全に寄与してきました。これからも
  その役割を果たしていくことはいうまでもありません。

2 公安委員会の指定や委託を受けて、初心運転者講習をはじめ、免許取得時講習、高齢者講習を行うなど、法令に定める
  公的業務の一端を支えています。


3  教習所の持つ施設や機材、知識や技能をフルに活用して、地域における交通安全思想の普及・高揚に努め、地域の交通
 安全教育センターともいうべき役割を果たしています。

4 教習所の卒業者やペーパードライバーの再教育、企業などからの要請による運転適性診断や安全運転講習、高齢運転者
 などの再教育等々、公安委員会の認定を受け、交通安全の生涯教育に取り組んでいます。

   つまり、本当に安全なドライバーを養成することと併せて、地域と職場の交通安全に携わったり、高齢者が運転技量の
  再点検をするときの支援を行ったり、また、自動車をたくさん扱っている会社の安全教育の一翼を担うなど、真にその地域に
  期待される、地域の要望に十分応えられるような教習所を目指しています。

   再教育が教習生をフォローするものであるのに対して、地域社会に対する教育活動は、将来の教習生のための
  事前教育と、指定自動車教習所での教育の成果を損なわないような交通環境の整備という二つの大きな意味を持っています。

   少子化・高齢化社会に入ったいま、指定自動車教習所は、新しい人たちを安全な形で車社会に送り出すという大きな役割と
  同時に、すでに車社会にある人たちの再教育をする場として果たすべき役割を考えていくことが、大きくクローズアップされて
  おります。
 
指定自動車教習所制度とは 時代に即応したさまざまな教習事業